副作用

監修:新古賀病院 糖尿病・甲状腺・内分泌センター 顧問 
廣松 雄治 先生

特にご注意いただきたい
副作用

聴覚障害
声や音が聞こえづらい、耳鳴り、耳がつまる感じなどの症状があらわれることがあります。
治療開始前および治療期間中は定期的に聴力検査が行われます。
高血糖、糖尿病
血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が高くなる(高血糖になる)ことがあります。
自覚症状
  • 体がだるい、体重が減る
  • 喉がかわく、水を多く飲む
  • 尿量が増える
治療期間中は定期的に血糖値、HbA1c などの測定が行われます。
Infusion reaction (インフュージョン リアクション)
Infusion reactionとして以下の症状があらわれることがあります。
症状があらわれるのは投与後1.5時間以内が多いですが、投与後1週間以上経過してからあらわれることもありますので、ご注意ください。
自覚症状
  • 寒気、発熱
  • 意識の低下、めまい、意識の消失
  • 嘔吐、咳
  • まぶた・唇・舌のはれ
  • 呼吸困難、動悸
炎症性腸疾患
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)のある方では症状が悪化することがあります。
注) これまでに炎症性腸疾患と診断されていない場合でも、上記のような症状があらわれた場合は、医師・薬剤師に連絡して、すみやかに医療機関を受診してください。
自覚症状
  • 体重が減る、発熱、体がだるい、食欲不振
  • 腹痛
  • 便に粘液や血が混じる、下痢
  • 肛門が痛い、肛門から膿が出る

その他の主な副作用

テッペーザを投与した患者さんによくみられる副作用(発現頻度5%以上)は、脱毛症、筋痙縮、味覚不全、下痢および皮膚乾燥です。症状の程度は患者さんによって異なります。症状があらわれた場合は、医師、薬剤師または看護師に相談してください。
脱毛症
髪の毛や体の毛が抜けることがあります。
きんけいしゅく
筋痙縮
顔や手足の筋肉がぴくついたり、手足の筋肉が硬直し震えることがあります。
味覚不全
味覚の変化(味が変わった、味がわからないなど)があらわれることがあります。
下痢
下痢が起こることがあります。炎症性腸疾患のある方では症状が悪化している可能性があります。
皮膚乾燥
皮膚が乾燥することがあります。
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