

症状が起こる
メカニズム
監修:新古賀病院 糖尿病・甲状腺・内分泌センター 顧問
廣松 雄治 先生
甲状腺眼症の発症には、さまざまな分子が関与しています。
甲状腺眼症は免疫システムの異常により起こると考えられているものの、疾患の詳しい発症メカニズムは解明されていません。
近年、眼の周りの組織の免疫システムの活性化には、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体やインスリン様成長因子-1(IGF-1)受容体などのさまざまな分子が関与することが明らかとなっています(下図参照)。 甲状腺眼症の患者さんの眼の周りの組織では、TSH受容体とIGF-1受容体が過剰に活性化しています。炎症、脂肪の増加、筋肉の肥大化を引き起こし、その結果、眼球突出や複視などの症状が現れると考えられています。
Jain AP, et al.: Clin Exp Ophthalmol. 2021; 49(2); 203- 211.より作図
日本甲状腺学会・日本内分泌学会 編集: 甲状腺眼症診療の手引き メディカルレビュー社, 2020
Jain AP, et al.: Clin Exp Ophthalmol. 2021; 49(2); 203- 211.
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こちらのページでは、「症状が起こるメカニズム」についての情報をお届けいたします。
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