知っていますか?甲状腺眼症
~眼の周囲や後ろで起こる、炎症性疾患~

この動画では、患者さん・一般の方に向けて、バセドウ病などの甲状腺疾患に伴って発症することの多い「甲状腺眼症」についてご紹介しています。

  • 概要
  • 要約

知っていますか?甲状腺眼症 ~眼の周囲や後ろで起こる、炎症性疾患~
再生時間 10:26

甲状腺眼症は、免疫の異常によって眼の周りや奥で炎症が起こる稀な疾患です。バセドウ病(甲状腺機能亢進症)などの甲状腺疾患の患者さんに多くみられ、バセドウ病患者さんの25~50%に発症することがあるといわれています。主な症状には、まぶたの腫れや閉じづらさ、眼球突出、まぶたの引きつれ(眼瞼後退)、斜視や複視、視力低下などがあります。これは、眼の周りや奥で、甲状腺刺激ホルモン受容体やインスリン様成長因子-1(IGF-1)受容体が過剰に活性化することで炎症が起こり、眼を動かす筋肉の肥大や脂肪の増加が生じるためと考えられています。甲状腺眼症は、炎症が活発な「活動期」に症状が進行し、炎症が落ち着いた「非活動期」にも症状が残ることがあります。治療法には、活動期の炎症を抑えるための薬物治療や放射線治療、非活動期に残る症状を改善するための手術などがあります。

また、症状改善のために患者さんご自身でできることとして、禁煙、ストレス回避、規則正しい生活と十分な睡眠などがあります。甲状腺疾患をお持ちの方は、眼の違和感や症状に気を配り、気になることがあれば早めに医師に相談することが重要です。

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